冬用の羽毛布団をダウンケットにリフォーム
2018.07.28
熱帯夜が続いていますが、ぐっすり眠れていますか?
最近は時期的に使わなくなった、羽毛布団のお手入れで大忙しのわたひちです。
お手入れの中でも特に多いのは「羽毛布団のリフォーム(仕立て直し)」のお問い合わせです。リフォームは簡単に言うと、羽毛布団の作り直しのこと。
その行程は、
「羽毛を生地から取り出してキレイに洗浄」
⇩
「切れたり、絡んで使えない羽毛を除去」
⇩
「新しい生地に選別された羽毛を吹き込み」
⇩
完成!
と手間のかかるものです。
私の羽毛布団で作り直しできるの?
いくらかかるの?
納期は?
と不安が多いのも羽毛布団のリフォームです。
今回はそのリフォームの流れを、お客様の羽毛布団とともにお見せしたいと思います。
碧南市 S様 の羽毛布団リフォーム事例
シングルサイズの羽毛布団1枚から、ダウンケット2枚にリフォーム
お預かり:6月中旬
ご使用状況:14年前にご購入。
娘さんが5年ほど使っていた羽毛布団。
お嫁に行かれてから来客用の布団として使用。
いつも押入れに眠っている。
お悩み:来客も少なくなり、押入れもスッキリしたい!
高かったし、捨てるのはもったいない!
ご希望:春〜秋にかけて使える薄めのダウンケットに作り直したい。
では、お持ち込みの羽毛布団を見ていきましょう。
⇧布団生地の痛みはほとんどなく、羽毛(ダウン)の片寄りもほとんどありませんでした。
続いて、羽毛布団の中身を取り出し、ダウンの状態をチェックしていきます。
⇧玉ダウン(複数のダウンが絡まり玉状になった物)が少し目立ちます。
ファイバー(ダウンがちぎれたチリのようなもの)は比較的少なめでした。
わたひちのリフォームは、中身のダウンを取り出してから、粒子の細かい南アルプスの天然水で汚れだけではなく、絡まり合った玉ダウンもしっかりと解しながら洗浄されます。
絡まりがひどくほぐれないダウンは、残しておくと上質なダウンを巻き込んで、大きく絡み合う玉ダウンができてしまうので処分します。
そのためダウンの量は洗浄前と比べ多少目減りします。
診断の結果、S様の羽毛布団はダウンの傷みの少ない、良い状態でした。
ここからお見積もりとご提案を行なっていきます。
【ご希望】
シングルの羽毛布団から、ダウンケット(春夏用の薄手の羽毛布団)2枚を作る
⇧ダウンケット2枚を作ることはできますが、お持ち込み布団の状態が良く、ダウンが余ってしまう計算になってしまいました。もったいないです!
【ご提案の結果】
春〜秋に使う300gのダウンケット(薄手の羽毛布団)…1枚
冬〜春、秋〜冬の少し肌寒い時期に使う600gのダウンケット(中厚の羽毛布団)…1枚
を作ることになりました。
約1ヶ月後…
そして今日、ダウンケットのリフォームが仕上がってきました!
※納期は混雑状況によりますが、だいたい1ヶ月です。
左:ダウンケット(薄手の羽毛布団)
右:合い掛け布団(中厚の羽毛布団)
季節に応じて使い分けることのできる、便利な2枚の羽毛布団ができました。
羽毛はスッキリ洗浄され、新しい生地に入り見事に生まれ変わりました!
碧南市 S様 の羽毛布団リフォーム まとめ
シングルサイズの羽毛布団1枚から、厚さの違う2枚のダウンケットにリフォーム
価格:1枚 18,000円 (税抜) × 2枚 = 36,000円
税込38,882円
納期:1ヶ月
今回はこのようなリフォームになりました。
決して安いものではない羽毛布団。
ご婚礼で買われたものは、思い入れもあるかと思います。
捨てるのはもったいないです。
お見積もりは無料ですので、お気軽にご相談ください。
▼リフォームについてはこちらでも詳しくご案内しています
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