枕の寿命は、素材によって耐久性が大きく異なります。
さらに、実際の寿命は 使う人の寝姿勢や体格、汗の量などによっても変わります。
たとえば
・体格がしっかりしていて頭の重さがかかりやすい方
・寝返りが多い方
・汗をかきやすい方
は枕への負担が大きくなるため、一般的な目安より早くへたることがあります。
反対に
・体格が小柄な方
・寝返りが比較的少ない方(→局所的にへたる)
・湿気の少ない環境で使っている方
は、比較的長く使える場合もあります。
また枕は毎晩、頭の重さを数時間支え続ける寝具です。
さらに睡眠中にはコップ1杯ほどの汗をかくとも言われ、湿気や皮脂の影響でも少しずつ劣化していきます。
そのため枕の寿命は「○年で必ず使えなくなる」というものではなく、
使う人や使い方によって変わる寝具と考えることが大切です。
枕の素材別 寿命の目安
枕は中材によって耐久性が変わります。
※あくまで目安であり、使用状況やメーカーによって変わることがあります。
ポリエステルわた枕

寿命:約1〜2年
比較的リーズナブルな枕に多い素材です。
使っているうちにわたがつぶれ、ボリュームが減りやすい特徴があります。柔らかな素材のため耐久性は弱めです。
低反発ウレタン枕

寿命:約3〜4年
フィット感と体圧分散に優れていますが、湿気や熱の影響を受けやすく、弾力が弱くなることがあります。水分に弱いため、汗をかきやすい方は寿命が特に早まります。
パイプ枕

寿命:約3〜5年
通気性がよく硬さもあり、比較的長持ちします。しかし長年使うとパイプが酸化して割れたり硬くなることがあります。重さが加わりパイプが潰れてくると、低く感じることが多いです。
そば殻枕

寿命:約2〜3年
清涼感のある感触で通気性が良い素材ですが、殻が砕けることで高さが変わることがあります。重さが加わることにより、そばがらが砕けてしまいます。黒い粉が出て来た場合、吸い込むと危険なので使用を控えましょう。
羽毛枕、羽根枕

寿命:約2〜5年
ふんわりと包み込まれる寝心地が特徴です。使い続けると羽毛のボリュームが減ることがあります。
水鳥の毛に違いはないですが、特に柔らかい羽毛を使った「羽毛枕」は寿命が短く2〜3年。
羽根の根本のような硬い毛の多い「羽根枕」はもう少し長い3年〜5年。羽根枕は水鳥特有の臭いがする場合があります。
3秒でできる!枕の寿命チェック
「この枕、まだ使えるのかな?」と迷ったときは、次のポイントをチェックしてみてください。
枕の首を支える部分がへこんでいる
首を支える部分は最も負担のかかる場所です。凹んでいたり、弾力がない場合、中材がへたっている可能性があります。
押しても元に戻らない(柔らか素材の場合)
手で押したあとにふんわり戻らない場合、弾力が弱くなっているサインです。支える力がなく、良い寝姿勢をキープすることができません。
朝起きると首や肩が疲れる
首や肩が休まらず、一晩中力が入っていたり負担をかけている状態かもしれません。
枕が低くなったと感じる
寝てみて低いと感じたら、部分的なものでも買い替えや高さ調整のサインです。
2つ以上当てはまる場合は、枕の見直しのタイミングかもしれません。

枕を長持ちさせる方法
枕は使い方によって寿命を延ばすことができます。
枕カバーをこまめに洗う

汗や皮脂が直接枕に付くと、素材の劣化が早くなります。
カバーはこまめに洗濯し、いつでも汗や皮脂を吸着できるようにましょう。
湿気を逃がす
睡眠中には汗をかいたり、体温で熱気がこもります。
時々陰干しして湿気を逃がすと長持ちします。
枕の上に座らない

意外と多いのが、枕を背もたれにしてしまうケースです。
頭以上の重さがかかると中材がつぶれてしまいます。
枕選びで一番大切なのは「体に合う高さ」
枕は素材だけでなく、高さがとても重要です。
枕が合わなくなっている原因は、枕の寿命だけではなく、あなたの姿勢や体格が変わったからかもしれません。
高さが合っていない枕を使っていると
⚫︎首の負担が増える
⚫︎寝返りがしにくくなる
⚫︎肩こりの原因になる
ことがあります。

また、体型や肩幅、寝姿勢によって合う高さは人それぞれ違います。
同じ身長でも体型や肩幅によって適した枕の高さは変わります。
そのため枕は、実際に寝て試して選ぶことが大切です。
枕の寝心地が気になったら専門店へ
枕は毎日の睡眠を支える大切な寝具です。
長年同じ枕を使っている方や、最近寝心地が気になる方は、一度枕を見直してみるのもおすすめです。
わたひちでは、今お使いの枕を持参して、合っているかチェックすることもできます。
体に合っている枕を実際に寝て試しながら枕の高さを確認することもできます。
枕選びに迷ったときは、お気軽にご相談ください。
自分に合った枕を使うことで、睡眠の快適さが大きく変わることもあります。


