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2025.07.10

#コラム

貯めることのできない「睡眠」の秘密

貯めることのできない「睡眠」の秘密

「寝だめ」とは誰もが聞いたことのある言葉で、休日にたくさん寝ておこう!と実践したことのある方も多いかもしれません。今回はその「寝だめ」について紹介していきます。

睡眠の借金は返せても、貯金はできない。

「忙しくて今週は睡眠時間を削ってしまったから、休みの週末は思いっきり寝よう!」「忙しくなる前にたくさん寝ておこう。」 など考える方もいるかもしれません。

でも実は、睡眠は余分にため込むことができないものなのです。睡眠不足を解消するために後でたくさん眠ることはできるのですが、それは睡眠を貯めているのではなく、慢性的な睡眠不足により発生した睡眠の借金を返済しているという状態なのです。不足した睡眠が補充されると、それ以上は眠ることができなくなります。

人は必要以上に長く眠れない

人は睡眠時間が足りていればそれ以上は眠れません。十分眠っても強い眠気を感じるなら、身体的な不調があるのかもしれません。インフルエンザなどの感染症にかかっていたり体調が悪い時には、長く眠ることで早く回復しますが「いくらでも眠れる」と普段から長く眠ろうとするのはおすすめできません。生活リズムが乱れ、健康にも悪影響を引き起こす可能性もあります。

「いくらでも眠れる」と感じる場合は、日常的な睡眠不足や睡眠時無呼吸症候群などの可能性も考え、睡眠時間の見直しや呼吸に異常がないか、睡眠の質は悪くないか確認してみましょう。

睡眠の借金が重なると起きること

睡眠の借金があまりに積み重なると「マイクロスリープ(瞬眠)」と呼ばれる瞬間的な居眠りを引き起こす可能性があります。これは誰しも経験のある、眠気によるうとうと、のこと。眠気に耐えきれなくなり、今度は半眼になったり、目を閉じたり、頭部がカクンと前に落ちるなど、その現象がよく居眠り運転事故につながることもあり、大変危険です。

「寝だめ」は貯金ではなく返済と考えよう

週末にたくさん眠って疲れをとる人もいますが、足りない睡眠は週末の寝だめだけでは完全に返済することはできません。週末に少し補えたとしても、また平日に睡眠不足になることで、再び借金が膨らんでいくのです。

たった1時間の夜更かしでも、毎日続くと取り返すのが難しいほどの睡眠負債になってしまいます。まずは毎日の睡眠時間をしっかり確保しましょう。

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